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上の子が20歳のときに36歳「第二の人生をスタートできるのかなって」

――若い年齢での出産、育児でよかったと感じることはありますか?

なつみ リスクもあるので、一概には言えないですが、やっぱり体力があることですかね。あとは産後の戻りが早いとか。体重も特に何もしなくてもすぐに戻ったので。

 それに子育てが終わってから夫婦の時間を長く作れるっていうのが楽しみですね。上の子が20歳のときに私が36歳とかなので、そこから夫と旅行を楽しんだり、第二の人生をスタートできるのかなって。

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 ただ、出産や子育てをする中でそこまで年齢は関係ないのかなと思います。高齢だろうと若かろうと、子どもに愛情を持って接することが一番大事だと思いますね。

若ママに対する偏見はまだまだある

――10代の両親ということで、SNSで批判の声などはありましたか?

なつみ 元々中学生の時から「ミクチャ」などで活動していたんですけど、昔からのファンの方は結婚や出産を喜んでくれました。肯定的なメッセージが多かったです。

 ただ、「子どもが子どもを産んだ」とか「ちゃんと育てられない」とか、そういう声はありました。若ママに対する偏見はまだまだあると思います。

 あとは「10代の夫婦はすぐに離婚しそう」という声もありましたね。若いというだけで離婚しそうとか、夫婦仲が悪そうという偏見はすごくあると思います。ただ私たちのことを知ってくれている地元の友達やファンは「絶対に別れない」って言ってくれているので。私たち夫婦のことをよく知っている方はわかってくれているんだと思います。

 

――育児生活の中で嫌な思いをしたことはありますか?

なつみ 産後、2週間健診があって、母に付き添ってもらって病院に行ったんです。そしたら先生が母の方を見て話すんですよね。「体重も順調に増えていますし、このままで大丈夫ですよ」って。

 私からすると、「母親はこっちですよ」って悲しい気持ちになりました。若いと育児ができないんじゃないかとか、あまり理解できてないんじゃないかと思われてしまうのは嫌でした。先生もわざとではないと思うんですが、母親として認められていない感じがしてショックでしたね。