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自宅に白人女性を連れ込んで…

「プールを造ったりして、何人もの白人の女性を連れ込んで、大声を出しながら遊んだりしだしてね。そのうち外車にも乗るようになって、まるっきり変わっちゃったね」

 ルーシー・ブラックマンさんの遺体が発見された神奈川県油壺 ©八木澤高明

 大学時代から生活が変わり始めたと近所の住民が言った。現在織原が暮らした家は取り壊され、その跡地には一軒の家が建ち、更にもう一軒の家が建築中だった。帝塚山、田園調布、そして外国人女性を連れ込んだ逗子マリーナ。そして数々の外車、傍から見れば人もうらやむような生活を送っていた織原。果たして何が犯罪へと走らせたのか。

 心の隙間を埋めるように夜な夜なクラブへ通い白人女性を追い求めた。いくら資産を持とうが、豪邸に住もうが、高級外車を乗り回そうが、織原受刑者は心の隙間を埋めることができず、女性に求めた。果たして織原が抱えていた心の闇はどんなものだったのか、己の出自に関するコンプレックスか、それとも富裕な財産でも満たされぬ果てなき人間の欲望がそうさせたのか、その答えを知る織原は、刑務所で罪と向き合っているのだろうか。

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