イライラした妊娠中も、夫の優しさに助けられて
――子育てで大変だったことは?
みなみ 1人目の時は夫と協力しながらなんとかやっていたんですけど、下の子を妊娠してからは本当に大変で。年子なんですけど、妊娠中のホルモンバランスの影響で感情の起伏がすごくて。自分でもなんでこんなに怒りっぽいんだろうってくらい、なんでもかんでもイライラして、夫に当たってしまって。
私が作った料理に「これをかけた方が美味しそう」みたいなアレンジをされたんですけど、その時は大爆発しました(笑)。普段だったら全然イライラしないんですけど、その時は「なんでそんなひどいことするの? 最低!」って。今は本当にごめんなさいって感じなんですけど、あの頃は自分じゃない何かにただ動かされてるだけっていう感じでしたね。
でも夫は「ごめんね」っていつも謝ってくれていたので、その優しさにすごく助けられました。
気を配る時期が被ってキツかった「年子育児」
――みなみさんはお子さんが8ヶ月の時に第二子を妊娠しましたが、年子育児はいかがでしたか。
みなみ 妊娠中はホルモンやつわりとの戦いで辛かったです。でも、「年子育児は大変だ」ってずっと聞いていたので、ある程度覚悟していました。2人同時に泣いたり、おもちゃを取り合いしたり、お風呂や食事でバタバタしたり、いろんな大変さはあったんですけど、なんとかやってこれましたね。
一番大変だったのは、上の子が2歳でイヤイヤ期、下の子は1歳になってなんでもかんでも口に入れる時期が被って。その時はどちらにも気を配らなければいけなかったので、キツかったです。
今は3歳と4歳になって、下の子は絶賛イヤイヤ期で、ケンカもするようになったんですけど、上の子はお手伝いしてくれたり、下の子と遊んでくれたりして。だいぶ楽になりました。
――今は保育園に預けているのでしょうか?
みなみ 子どもが2歳と1歳の時に保育園に預けたいと思って、工場で働き始めました。2人とも同じ保育園に入れたかったので、いろいろ探したんですけど、なかなかなくて。でも少しして、ちょうど家の近くの保育園が空いたって連絡が来て。それからずっと預けています。
保育園に通ってから成長がすごく早くてびっくりしました。喋るのも早くなったし、着替えとか自分でやることがめっちゃ増えたので。今はパートタイムで週3~4日働いて、4時半までに迎えにいく生活です。
写真=鈴木七絵/文藝春秋
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