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「今年5月に行われた町長選で保守分裂が起こり、翔太郎氏が応援に駆け付けた自民推薦候補が大敗したのです。当時、岸田氏は現職首相。翔太郎氏は応援演説で『内閣総理大臣の岸田文雄の代理で来ました』と“首相パワー”を前面に打ち出しましたが、及ばなかった。岸田氏は自身の選挙は優勢ですが、一抹の不安の残るこの町には自ら足を運んでおきたかったのでは」(地元記者)

岸田文雄総理(当時)と秘書の翔太郎氏

 そんな町での個人演説会をつつがなく終えた岸田氏。終了後、会場外には支援者を見送るブルーのスーツ姿の翔太郎氏が。「週刊文春」記者が近寄ると、支援者と間違えたらしく、「ありがとうございました!」と屈託のない笑顔を向けた。だが記者が名乗ると、

「あー。ちょっと、ごめんなさいね」

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 と顔をこわばらせた。

――選挙、手ごたえは?

「いやいや、すみません。またゆっくり。私もドタバタしているので」

 そう言い残し、その場を立ち去ったのだった。

岸田効果はあるのか

 岸田氏渾身の「全国行脚」の効果はあるのか。岸田氏が応援に訪れた石原氏の東京3区をはじめ、全289選挙区の「当落予測リスト」は、現在配信中の「週刊文春 電子版」および現在発売中の「週刊文春」で読むことができる。
 

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