『Cherish(My Love)』は、韓国で「愛の歯(サランニ)」と呼ばれる親知らずを“誰かを愛する思い”に例え、「あなたの気持ちも気になるけど、それよりもあなたを好きな私の気持ちがもっと大切」と、“誰かを好きになる自分の姿に満足する”という10代の思いを投影した曲だ。
メンバーが語った、新曲に込めた“メッセージ”
「I ch ch ch ch cherish my love」と繰り返されるサビの中毒性。それに加え、韓国の著名ダンサーとして知られるJ Black(ジェイブラック)は「ILLITのダンスは簡単に見えるが、実際はそうではない。複雑な手の動きのほかにも、全体的にリズムやグルーヴが細かく決められており高いスキルが求められる。メンバーたちがそれを当然のようにこなすから簡単に見えるのだ。一見キュートでも難しい動作が多く、大変そうに見えないということは、それだけダンスが上手いということだ」とそのパフォーマンス能力を評価している。
10月21日に行われた『I’LL LIKE YOU』のショーケース*内で、最年長メンバーのユナは「どんな状況でもILLITを変わらず応援してくれるファンを思いながら、良い姿をお見せしようとアルバムを熱心に制作しました。苦労してきてくださった会社、スタッフ、そしてファンの方々に、『動揺せず、私たちは私たちだけの道を行く』というメッセージを込めました。絶えず前進し続けるグループになります」と、今作に込めた思いを語っていた。
*ショーケース:K-POPで使われる言葉で、新曲発表の前に開かれるお披露目会のこと
「ILLITの魅力は、女子生徒のようで、友達のようで、それでいて家族のような雰囲気にあると思います」とはモカの言葉だ。まだデビュー1年にも満たない彼女たちが、この先も同世代の共感を呼ぶヒット曲の数々を披露することを期待したい。
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