公開中の映画「八犬伝」に出演している栗山千明(40)。主演の役所広司も「怖い」と太鼓判を押すラスボスぶりを見せている。
「本格的な悪女は初めてというだけに『迫力をどう出せるかを考え演じた』と語っていたが、ラストシーンは思わずのけ反る怖さがあった」(映画ライター)
茨城県出身の栗山はわずか5歳でモデルデビュー。12歳の時には篠山紀信の撮影でヌード写真集を出し、世に衝撃を与えた。
「児童ポルノ禁止法制定以前のことですが、栗山本人はモデル志望だったこともあり、いまでも大事なキャリアのひとつだったと考えている」(芸能関係者)
不倫に溺れる人妻役で、ベッドシーンを披露したことも
99年のホラー映画「死国」で女優デビュー。自身でもターニングポイントになったと振り返るのが、ハリウッド映画「キル・ビル Vol.1」への出演だった。
「深作欣二監督『バトル・ロワイアル』での栗山のナイフの使いっぷりに感銘を受けたクエンティン・タランティーノ監督のご指名。壮絶な戦闘シーンを演じ話題を集めた」(映画関係者)
一気に頭角を現したその後の活躍はご存じのとおり。
「黒のロングヘアに切れ長の目と整った顔立ち。元モデルだけあってスタイルも抜群で、パンツスーツが印象的な『遺留捜査』の刑事役など社会派ドラマに起用されることが増えていった」(テレビ誌記者)
16年出演のドラマ「不機嫌な果実」ではパブリックイメージの更新に成功。不倫に溺れる人妻役で、ベッドシーンも披露した。