来たる11月11日、37歳の誕生日を迎える手越祐也さん。去る10月13日には、4年ぶりに『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に登場しました。手越さん復活の報が放たれると、「今日は残業しないで帰る」「家族全員、茶の間で待機!」など、両手を広げて彼を迎える声がそこかしこから上がり、期待どおり“男祭り”をやりきってくれた姿は「やっぱ、手越じゃなきゃ」と思わざるを得ない強烈なインパクトを残しました。
同番組の世帯視聴率は13.5%(ビデオリサーチ調べ、前回から3.6ポイントアップ)、TVerの再生回数はバラエティー番組の歴代最高となる421万回を記録しました。
この衝撃が冷めやらぬ10月25日、手越さんがYOSHIKIさんプロデュースによる13人組ボーイズグループ「XY」に電撃加入することが明らかとなり、ファンは騒然となりました。
手越さんの決意を睨みつつ、もはや避けては通れぬアイドルの“ステップファミリー化”について考えたいと思います。
ジャニーズ退所後に記していた、グループに対する“独自の考え方”
さかのぼること4年前、手越さんがNEWSを脱退し、ジャニーズ事務所(当時。現STARTO ENTERTAINMENT)を退所した直後に記したフォトエッセイ『AVALANCHE~雪崩~』(双葉社)を改めてひもとくと、すでにグループの再構成について独自の考え方をもっていたことがわかります。
そのひとつが「NEWSとKAT-TUNの合体プロジェクト」です。
「もし自由にプロデュースできると構想をめぐらせたなら、NEWSとKAT-TUNを合体させて6人グループにしてみたいという合体プロジェクト構想があります。二つのグループを合体させるのはもちろん簡単ではありませんが、僕はそれが一番いい選択ではないかと思うときがあります。(中略)
NEWSとKAT-TUN、両方の曲を歌えるようになるわけですから、むちゃくちゃワクワクする、面白いライブが開催されるのではないでしょうか。言うなれば年末のジャニーズ事務所カウントダウンライブと同じことが起きるわけです。二つのグループがごちゃ混ぜになって、お互いの過去の曲をシャッフルして歌いまくる、想像しただけで興奮してきます」(『AVALANCHE~雪崩~』より)