大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤。本当に再び5人全員揃った「嵐」の姿を見られるのか?
信じたいけれど不安を募らせているというファンは多くいることでしょう。
嵐が2020年末でグループ活動を休止してから4年弱。デビュー25周年を迎える今年の11月3日に復活ライブの開催が期待されていましたが、その可能性はほぼ消滅してしまっています。
4月10日、「株式会社嵐」設立発表時のコメントでは、今年が25周年であることや、これまで以上に主体的に行動したいということ、ファンに嵐をより近くに感じてもらいたいといったことが述べられていたため、いやが上にもファンの期待値は高まっていたはず。
そんななか、9月15日に6つもの25周年記念企画を一挙に発表。しかし、特設サイト「MY BEST ARASHI」の開設、全MVをYouTube公開、過去のLIVE DVDのBlu-ray化、10周年記念ライブの劇場上映など、過去の映像がメインで、5人全員がリアルに揃うイベントの発表はなかったため、ファンを落胆させたのです。
大野「自分の嵐としての活動をいったん終えたい」
ここで2019年1月27日に行われた、2021年から活動休止すると発表したあの会見の様子を振り返ってみましょう。
東京都港区のジャニーズ事務所(当時)で5人揃って行われた記者会見。
メンバーは笑顔を見せながら登場。その笑みから殺伐とした様子はなく、和やかな雰囲気も少々漂います……が、うがった見方をすると“絶対に和やかな雰囲気にさせなくてはいけない”という、彼らの思惑が透けて見えた気もしました。
リーダーの大野さんの挨拶から会見が始まり、2017年6月にメンバーを集めて「自分の嵐としての活動をいったん終えたい」という気持ちを伝えたことを明かします。この時点での大野さんは、嵐のグループ活動休止ではなく、自身が脱退や引退をする覚悟を持っていたようです。
大野さんが話しているこのときの他4人は笑顔を見せることなく、できるだけ平静を保とうとしているように見受けられました。ただ、松本さんと櫻井さんは比較的穏やかな表情だったのに対し、相葉さんは少し顔をこわばらせ不安そうな表情を見せ、二宮さんはときおり悩まし気に視線を下に落としていたのです。