2019年より、SNSでの情報発信を次々と“解禁”したジャニーズ事務所(当時。現在はSTARTO ENTERTAINMENTがタレントのマネジメントを行う)。ファンとの距離が近づいた一方で、タレントの言動が“炎上”するなどトラブルも起きている。ファンは一体どのような心境なのか? ジャニヲタ・エヴァンジェリスト(伝道師)のみきーるさんが読み解く。(全2回の前編/つづきを読む

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 2019年11月3日、「嵐」がデビュー20周年の節目にSNSでの情報発信を解禁しました。それまでデジタルメディアへの発信を規制してきたジャニーズ事務所(当時)のグループとしては初の試みで、解禁されたのはTwitter(現X)、Facebook、Instagram、TikTok、Weiboの5つ。

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 SNSの利用にあたり、松本潤さんは「ファンとの距離を縮め、リアルタイムでしか味わうことのできないスピード感を届けていきたい」と語りました。

2019年にSNS利用を“解禁”した嵐 ©文藝春秋

今では全グループが公式SNSを運用

 それから5年――。

 今では同事務所に所属、もしくはエージェント契約を結ぶ全グループが公式のSNSを運用しています。

STARTO社はホームページで「偽SNS」へ注意喚起も

 もはや「SNSを用いない芸能活動など成り立たない」と言っても過言ではありませんが、SNSの使いかたを誤ったがゆえ、炎上を招く事態も目立ってきました。

 そのつぶやきがファンの胸を熱くする聖火となるか、心ならずも鬼火となるか――。タレントとSNSの歩みを振り返ってみたいと思います。