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「ジャニーズやめるか、SNSやめるか」炎上→謝罪が相次いで…ファンをザワつかせた“ある騒動”から見えたもの〈嵐・松本潤は「ファンとの距離を縮め」と語っていたが…〉

2024/07/15
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推しのそばに異性が…SNSでファンがザワついた騒動

 記憶に新しい例では、2024年6月、WEST.の中間淳太さんがライブスタッフとの親密なやりとりをSNSに投じ、ファンの心をざわめかせた件が挙げられます。

スタッフから自作のうちわを渡されたことを投稿(中間淳太のXより)
中間淳太のインスタグラムより

 コンサートの舞台裏で、スタッフとも和気あいあいと過ごしている様子をファンに伝えたかったのであろう、その意図は理解できます。しかし、その相手が女性スタッフであると推察される情報までもがSNSを飛び交ってしまいました。

 推しのそばに異性がいることを、心穏やかに受け止められないのはファンならではの心情です。それでも「関係者だから」「大切な彼の仕事仲間だから、こらえている」人も多かろうと思います。

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7人グループのWEST.。最年長メンバーでもある中間(下段右側)(WEST.公式Xより)

 だからこそ、SNSへの発信を含め、ファンが安心して応援できるよう態度を律することは、タレントと関係者に求められる基本的な姿勢と言えましょう。

 よい環境をつくってくれる関係者に感謝を伝えたいのであれば、「いつもお世話になりありがとうございます」くらいの抑制的なやりとりに留めれば、火種にもならなかったと思います。

気持ちがはやるあまりに、アクセルを踏んでしまう

 中間さんはまた、「電車の窓から見えた家のポストがミッキーで可愛かった」として、個人宅を撮影してSNSに投稿し、マナー違反を指摘されたこともありました(投稿はすでに削除され、該当のお宅には謝罪したとされています)。

 本件も、先のライブスタッフとのやりとりも、「自分が見たもの、感じたことをみんなと共有したい!」との気持ちがはやるあまりの行動だと思います。一刻も早くファンに伝えたい思いが勝って、クルマで言えば安全確認をする前にアクセルを踏んでしまった……というような状態なのでしょう。

 もとよりサービス精神旺盛な中間さんのこと、今一度SNSの使い方を見つめ直すことによって、今後はより的確な運用をしてファンを楽しませてくれることと思います。

 一方、何の気ない返信が配慮に欠けるように見える考えをあぶり出してしまうこともあります。

「ジャニーズやめるか、SNSやめるか」炎上→謝罪が相次いで…ファンをザワつかせた“ある騒動”から見えたもの〈嵐・松本潤は「ファンとの距離を縮め」と語っていたが…〉

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