11月14日で、秋篠宮家の長女・眞子さん(33)を連れて渡米してから早3年となる、小室圭さん(33)。その圭さんが「反トランプ団体」に所属していたことが「週刊文春」の取材で分かった。
団体の名前は、日系アメリカ人市民同盟(JACL)。1929年に設立された、全米で最も古いアジア系米国人の市民団体だ。
「米国では第二次世界大戦中、国家の安全保障の脅威になるという理由で、約12万人の日系人が強制収容所に送られた。JACLは戦後、米国政府に謝罪や補償を求めるロビイング活動に取り組みました。現在は日系人だけではなく、アジア系全般の差別撤廃にも注力しています」(国際ジャーナリストの春名幹男氏)
トランプ氏の発言に反発する声明を発表
公式ホームページによれば会員数は1万人超で、全米100カ所以上に支部がある。そして――。JACLは「反トランプ」の旗幟を鮮明にしている団体でもあるのだ。
「トランプ氏は最初に共和党の指名争いをしていた2015年に、イスラム教徒の入国規制を主張する中で、その前例として日系人の強制収容に肯定的に言及した。JACLは反発する声明を出しましたが、トランプ氏は大統領就任後の2019年度予算でも、意趣返しとばかりに強制収容の歴史保存団体への助成金停止を提案しました」(米政治記者)
今回の大統領選直前にも、対決の場面があった。
「10月15日、トランプ氏が連邦議会襲撃事件に言及。有罪判決を受けて服役中の暴徒について『不当な拘束で、強制収容された日系人と同じ』と訴えた。これに対し、JACL事務局長はすぐさま声明を発表。強制収容された日系人は何ら罪を犯していないことを強調したうえで『(暴徒とは)天と地ほどの違いがあり、本当に不快』などと表明した」(同前)