津島氏は、祖父が作家の太宰治、父・雄二氏は元厚生相という家系で、自身は2012年の衆院選で初当選。旧茂木派の所属だが、総裁選では親分の茂木敏充氏に投票しなかった(小林鷹之氏に投票)。
「鹿児島県が地盤の森山氏と青森県が地盤の津島氏は、7年ほど前、“自民党米作りプロジェクト”でも一緒に活動していましたが……、今はどうも微妙な距離感のようです」(同前)
津島氏「当然ルールは守るべきですよね」
内輪揉めが続く石破政権に発覚した“チワワ揉め”の真相は? 被害者側の津島氏の電話を鳴らした。
――息子さんが、森山氏のチワワに吠えられるなどのトラブルがあった?
「家族に関する話なので、コメントは控えたいと思います。ただ、議員宿舎は色々な方が暮らしていますから。当然(宿舎の)ルールは守るべきですよね」
森山氏「聞いたことないです」
では、加害者側の森山氏はどう考えているのか。本人に話を聞いた。
――ペットが原則禁止の議員宿舎で、チワワを?
「孫が飼っているものを、時々連れてくることがある程度の話で。やめろと言うんですけど、連れてきている感じですね。白と茶色の、小さな犬ですよ」
――数日間いることも?
「(赤坂宿舎に)泊まったりもしますけどね」
――津島氏の子どもを追いかけ、吠えるなどしてトラブルになった?
「聞いたことないです」
――「ルールを守る自民党」と言いつつ、宿舎のルールも守れないのかとも。
「それはおっしゃる通りですよね。だからもう、連れてこないようにします」
改めて森山事務所に見解を尋ねると、秘書を務める長女が主にこう回答した。
「私の長男(森山氏の孫)が飼っている犬が玄関から飛び出したタイミングで津島先生のご家族がお帰りになられその際に犬が近づいたようです。その際、長男はお詫びを申し上げたと聞いております。津島先生のご家族、ご子息に心よりお詫び申し上げます」
“チワワ喧嘩”とはとても片づけられなかった?