11月13日、女優の雛形あきこ(46)が名古屋・御園座で主演の里見浩太朗とともに舞台「水戸黄門」の千穐楽を迎えた。

「黄門さまを陰で支えるくノ一のお銀役に雛形が抜擢されたのは2010年。テレビシリーズの放送はすでに終わっていますが、舞台版として帰ってきたということで時代劇ファンには好評でした」(放送記者)

 子役として活動していた雛形にいち早く目をつけたのは、巨乳ブームの仕掛け人こと元イエローキャブ社長の野田義治氏。自宅まで押しかけてスカウトする氏の熱意にほだされ、グラドルの道に進んだのは15歳のとき。

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女優の雛形あきこ ©文藝春秋

「膝に両手をついて胸の谷間を強調する『ひなポーズ』と『女豹ポーズ』」

「前かがみになり、膝に両手をついて胸の谷間を強調する通称『ひなポーズ』と『女豹ポーズ』でグラビア界を席巻。女優顔負けの美しさもあって、いそうでいなかった美人グラドルとして確固たる地位を築きました」(グラビア誌編集者)

 当時の流行りに乗って歌手デビューしたこともあったが、本腰を入れたのはドラマとバラエティー。前身の深夜時代から数えて「めちゃイケ」には22年間レギュラー出演。雛形の出世作になった。

「女優としてもドラマ『闇のパープル・アイ』や『ストーカー・誘う女』で見せた怪演は評価されていた。特に後者では陣内孝則演じる主人公を追い詰める狂気を演じ切り、ストーカーという言葉を流行語にしたほど」(民放ディレクター)