「アゥ、あ、あ…ハアハア…」と果てていく
彼女にとって、大きな転機となったのが、冒頭に触れた2022年配信の『金魚妻』だ。黒澤Rの大ヒット漫画を原作にしたシリーズで、タワーマンションで暮らす人妻6人の禁断の不倫愛が描かれる。主演は篠原涼子で、岩田剛典や長谷川京子らも出演。そうした中で、ひときわ官能的な演技を見せたのが、松本だった。
彼女が演じたのは、タワーマンションの4103号室に暮らす田口慈子。〈夫は仕事で忙しくほとんど家に帰らない様子で、息子と二人で過ごす日々を送っている。なぜか「不倫」という言葉だけで、頭痛がするほど激しい拒否反応を示してしまう〉(Netflixより)という「頭痛妻」だ。慈子はある日、犬の散歩に出かけた先で、運送会社で働く馬場(眞島秀和)と出会って、ひそやかな交流が始まっていく。
「頭痛妻」がメインで取り上げられた第5話。前半から、松本と眞島はねっとりキスを交わし、松本が首筋を舐められ、「ああっ!」と喘ぎ声を出す。互いに舌を這わせながら、眞島の手がスカートをまさぐると、「あぁっ!」と声を張り上げる場面も。薄紫色の下着姿になった松本が眞島の上に乗っかって、舌を這わせてキスを重ねていく様子も描かれる。
途中、松本が脱毛サロンで股を大きく開き、ブラジリアンワックスと見られる方法で、アンダーヘアの脱毛を行う場面も。エステティシャンから「彼氏がしやすいって喜ぶんですって」と囁かれると、思わず「不倫なんて絶対許されません!」と反論。だが、その直後に映し出されたのは、眞島が松本のスカートの中に顔を突っ込む場面。松本は「あんまり見ないで」と恥じらいつつも、クチュクチュと艶めかし過ぎる音と共に枕を掴んで、興奮と快楽の頂点に達するのだった。