第6話では、眞島から後背位で攻められ、「アゥ、あ、あ…ハアハア…」と果てていく場面も。眞島に抱かれる松本の右肩には汗がじっとりと滲んでいた。偶然出会ったかに見える2人の関係性はどのようなものだったのか。第6話の後半では、松本が涙をこぼしながら「体が…あなたを覚えてたのね」「あなたに触れられるととても懐かしい感じがしたから」などと明かす場面がある。
「実は、このラストシーンの撮影は、最初のほうに行われました。松本さんとしては非常に難しかったと思いますが、それでも、馬場との深い関係性や自身に秘めた感情などを巧みに表現していた。無精ひげを生やした眞島さんとの濃厚なラブシーンも含め、素晴らしい演技を見せてくれました。本作では多くの女優が不倫に溺れる人妻を演じましたが、なかでも松本さんの存在は業界関係者の間でも大きな話題を呼び、彼女を起用したいというプロデューサーや監督も一気に増えています」(Netflix関係者)
「シャッターが切られる一瞬に魂を吹き込む感覚を学びました」
それから2年。松本は実際に、前クールのドラマ『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)、今回の『わたしの宝物』と民放ドラマのヒロインとして引っ張りだこになる存在にまで大きく飛躍を遂げたのだ。本人は、グラビア時代や『金魚妻』での体当たり演技などをどう受け止めているのか。「週刊文春」(2024年11月14日号)の取材に、以下のように答えていた。
――かつてはセクシーな写真集を発売され、最近では『金魚妻』などで、非常に色気のある体当たり演技を披露していました。
「“非常に色気のある”と評価して頂き、お恥ずかしいですが、そう思って頂けてとても有り難く思います。当時のグラビア活動を通して、シャッターが切られる一瞬に魂を吹き込む感覚を学びました。その集中力や感情の込め方は、お芝居にも通じるものがあり、役に命を吹き込むための貴重な経験になっています。私に足りなかった“魅せる”ことへの意識が自然と高まったと思っていますし、無理なく表現できるようになったことが今に活きているのかもしれません」
今後の更なる活躍に大いに期待したい!