折田楓氏とは、どんな女性なのか。
西宮市で開業医の娘として育ち小、中学校は宝塚市の名門私学、小林聖心女子学院に通い、高校は甲南学園(神戸市)がフランスで経営する日本人学校『トゥレーヌ甲南』に通った。
同校は2013年に廃校になったが、同校をよく知る神戸市のある女性は「トゥレーヌ甲南校は、年間約600万円ちかい学費(寮費込み)がかかります。そんなに勉強はできなくても入れるけど、相当裕福な家庭の子弟じゃなければ無理ですね」と話す。バブル真っ盛りの1991年に開校したが、経営が行き詰まり閉校した。
高校卒業後に折田氏は帰国し、帰国子女枠で慶応大学に入学。3年生の時にフランスの著名なESSEC(ビジネススクール)に交換留学した。卒業後はフランス語を生かしてフランスの銀行の東京支店に勤めたが、故郷で母親が経営していた結婚相談所を手伝うために退社。しかし、結婚相談所の経営はうまくいかず畳んだ。
西宮市で「merchu」を立ち上げたのはその後だ。慶応大学時代の男性と結婚し、子供もいる。
「顧客は20代の女性が多いため、幸せそうなきらきら感をみせて憧れてくれるようにしているんです」
SNSやインスタグラムを駆使した広告戦略で徐々に仕事を広げ、広島県などからも広報事業を請け負い、関西ではテレビ出演もしている。
2018年4月には「情報スタジアム 4時!キャッチ」(サンテレビジョン)で 「神戸市も注目する『インスタ映え』の効果とは?」というタイトルで折田氏がインスタグラマーのテクニックを紹介している。
折田氏はSNSではおしゃれな服装や高級な装飾品を身に着けて高級ワインを飲むようなリッチなイメージの写真を投稿しているが、サンテレビジョンの記者が意外な実態を教えてくれた。
「本人は『そんな恰好が好きなわけじゃないんです。顧客は20代の女性が多いため、幸せそうなキラキラ感をみせて憧れてくれるようにしているんです。あくまでも戦略的なことです』と話していましたね」
「本人は普通に感じの良い女性でしたよ。お金持ちの令嬢には違いないでしょうけど結婚相談所の経営などで苦労もしたようです。慶応大学の同級生というご主人も起業していたけどうまくいかなかったのか、今は彼女の会社にいると聞いています。今回のことで相当悩んでおられるでしょう」