かくして今年発表されたアミューズ所属の出場は、福山雅治と星野源。2枠となった。

“ある大御所”たちは2回目の出場

 一方、ミドルシニア層にとっても注目ニュースとなったのはTHE ALFEEだろう。1983年の初出場から実に41年ぶり2回目の出場決定だという。

「“空白期間”は歴代最長。今年50周年で年明けには全員が70歳となる大ベテランです。前回の『メリーアン』以来ヒットを連発していたTHE ALFEEにNHKはたびたび出場オファーをしていましたが、『それよりも年末恒例の大阪城ホールのコンサートに全力を傾けたい』と出場を断っていました」(同前)

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デビュー50周年を迎えたTHE ALFEE。左から、桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦 ©文藝春秋

 紅白は、スタッフのみならず出演者も本番の数日前から打ち合わせや綿密なリハーサルで長時間をとられる。

「そのうえ、ギャラは一律10万円。時間拘束はもちろん、衣装やヘアメイク、バックバンドの経費などを考えると完全に持ち出しです。それでも歴史あるあの紅白に出るというご褒美的な感覚を選ぶかどうかという選択が迫られるんですよね」(同前)

 ちなみに今年は、イルカも32年ぶり2回目の出場が決定。GLAYは25年ぶり4回目の出場となる。

「前回出場のときに生まれてない視聴者も多いですが、最近の平成・昭和の曲ブームに賭けてるんです。

 局内では、『親子や三世代で共通の歌を楽しんでもらえたら』と意気込んでいますが、果たして若いひとたちがいまどきスマホやテレビの前で紅白を楽しむかどうか」(同前)

 選び抜かれた出場者で、大晦日の盛り上がりやいかに――。

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