「注目されていた旧ジャニーズ事務所(STARTO ENTERTAINMENT)所属タレントの名前はありませんでした。聞こえてくる内情によれば、それも致し方ない」(レーベル関係者)
11月19日、第75回NHK紅白歌合戦の出場歌手が発表された。今年は紅組20、白組21の計41組だ。
10月16日に行われた稲葉延雄会長の定例会見で、「(旧ジャニーズの)起用再開」を発表していたNHKだが、昨年に続き、旧ジャニーズの登場はなくなることとなった。
「一部には、10月20日に放送されたNHKスペシャル『ジャニー喜多川 “アイドル帝国”の実像』の番組内容が禍根となったのではと言われていますが、それはほぼ関係ない。
NHKサイドが内々に打診したプランは、ダメ元でふたつ。ひとつは嵐の再始動。もうひとつは、木村拓哉を筆頭にSMAPの複数メンバーを何らかのカタチで紅白に呼べないかということだったようです」(同前)
嵐、SMAPを紅白に呼べないか
嵐がいちばん最後に紅白に出場したのは、2020年大晦日。
2019年1月に翌年一杯で活動休止を発表していた国民的グループは、コロナ禍となっていた2020年紅白当日に生配信の大規模ライヴを行っており、その会場からの中継出演となった。
「今年はデビューから25年を迎えたアニバーサリーイヤーです。ジャニー喜多川の性加害報道の再燃、ジャニーズ事務所の消滅、そしてそれぞれのメンバーの独立などがなければ、大きなお祭りとなっている予定だった。『活動休止も活動再開も紅白』となってもおかしくなかったでしょう」(同前)
しかし、本人たちの意思を汲んだ旧ジャニーズ事務所側の答えはNOだった。
「SMAPについてはさらにありえないでしょう。すでに旧ジャニーズに残っているのは木村のみで、草彅剛、香取慎吾、稲垣吾郎の3人は『新しい地図』として独立していて、ハッキリと“無関係”の立場。旧ジャニーズのチカラの及びようがない」(同前)
そんな水面下でのNHKのダメ元オファーは泡と消え、「じゃあしょうがなく」とばかりに現役のグループへの打診はあったのだという。