「しかし『どちらの得にもなりませんからやめましょう』と、STARTO社のトップが断ったと聞いています」(同前)
11月20日のNHK会長定例会見で、「結果的に(出演に)応じていただけなかったのは残念」と話したが、お互いの思惑はすれ違いに終わったというわけだ。
初出場を果たしたのが「Number_i」
一方で、初出場を果たしたのが「Number_i」。
平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人組だが、昨年5月に旧ジャニーズを辞めるまでは現在2人組で活動を続ける永瀬廉、髙橋海人とともに「King & Prince」として大の人気を博していた。
「平野と神宮寺は昨年7月に、岸は昨年10月に滝沢秀明社長の率いるTOBEに合流。Number_iを結成して、今年の元日には初デジタルシングルをリリースしランクイン。あっという間に3人組としての人気を確固たるものにしました」(芸能デスク)
滝沢は熱心にNHKに“売り込み”
自らもアイドルであったタッキーこと滝沢秀明が、晩年のジャニー喜多川のプロデュース業や育成の片腕を担い、巨大なアイドル帝国を作り上げたジャニーイズムの後継者と言われていたのはよく知られている。だが約2年前に旧ジャニーズを飛び出して新会社を作り、ジャニーズを辞めたタレントのマネジメントや新人の育成に励んでいる。
「芸能プロダクションやレコード会社の担当者は、毎年暑くなるころから熱心にNHKに“売り込み”をかけます。NHKに協力的なところを見せ、紅白出演に繋がるようにするいわゆるロビー活動的なモノ。初出場枠はなおさらその成果がカタチになりやすいといわれています。
滝沢社長、今年は相当熱心だったそうですよ。ジャニーズ時代に自らが学んできたコトですからね、そこらのプロダクションには負けない」(同前)
まだ今年はSTARTO社から熱心に売り込めないことも、滝沢にはわかっていたのだろう。紅白出場においては明暗がわかれた2024年の締めくくりとなりそうだ。