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若手トップを走るグループに

「韓国でも人気は高く、アルバムの売り上げも増加傾向にあります。オーディション番組はデビュー前から大きな話題を集めていましたし、“ファンがメンバーを直接選んだグループ”というイメージも、その人気に大きく貢献していると思われます」(現地テレビ局の芸能担当記者)

 人気上昇中、という点はデータ面でも証明されている。韓国メディアでもたびたび引用される韓国企業評判研究所による調査結果「スターブランド」。毎月、ビッグデータから導き出した芸能人の評価ランキングを発表するものだが、2023年11月発表分では、ENHYPENは全ボーイズグループ中8位にランクインした。これは、BTS、SEVENTEEN、NCT、Stray Kids、EXO、THE BOYS、SUPER JUNIORに次ぐもので、幾多のグループが存在するなか、なかなかの上位だといえる。デビューからの年数をみても、ENHYPENが最も若手だ。

ENHYPENジャパンオフィシャルXより

韓国語の上達ぶりも支持されている

 では、そのグループにあってニキはどう見られているのか。

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「唯一の日本人メンバーであるニキの人気も非常に高いです。当時14歳という若さでオーディションに合格し、グループの最年少メンバーとしてデビューしましたが、得意のダンスパフォーマンスもさらに成長を続けています。ここ数年は韓国語が上達したことも、韓国のファンにとって魅力的なポイントとなっているようです」(前出の芸能担当記者)

 この韓国記者が言う「ダンス」のイメージと「成長」。取材を進めていくなかで、この印象が強かった。

11月には伊藤沙莉と共演したマクドナルドのCMも話題になった(マクドナルドの公式Xより)

 韓国人が様々な事象についてネットで調べる際に使用するツールとして「ナムウィキ」にはニキについてこんな言及がある。