チーム内でも群を抜くダンススキルの持ち主
「全体的にダンスレベルが高いENHYPENのチーム内でも群を抜く実力を持っており、第4世代アイドル全体の中でもトップクラスの実力者として評価されている。名実ともにENHYPENを代表するダンサー。(オーディション番組)『I-LAND』に審査員として出演した歌手Rain(ピ)、BTSのJ-HOPE、SEVENTEENのTHE8、TOMORROW X TOGETHERのヨンジュンなど、K-POPを代表するダンサーの先輩たちも、ニキのダンススキルを度々称賛するほどの目を見張る実力を誇っている」(邦訳=筆者)
「ナムウィキ」はユーザーの編集が可能なゆえときに真偽が定かではない情報も掲載されるが、これについては、多くの韓国人が彼に抱くイメージで間違いないだろう。
K-POPグループとは「パフォーマンス力が売り」とされており、日本人メンバーは10代前半あたりから厳しいレッスンを受けてきた韓国人メンバーと比べて「実力不足」と批判されることも少なくなかった。そんな中、ニキのように日本人メンバーがダンスの実力でトップに位置するというのは、もはや隔世の感すらある。
「羨ましい」発言で批判が殺到
いっぽうで、今年3月にはニキ自身が現地メディアから批判される出来事があった。
2月28日にファンとメンバーが交流するオンライン掲示板にファンが「明日は休む」と書き込んだことに対し、ニキは「明日は祝日なの?」と返答。ファンが「韓国は3.1節には休む」と返すと、これに「羨ましい」とコメントしたのだ。
韓国にとっての3月1日は日本統治下の1919年にソウルで抗日独立運動が始まった記念日。今年はその105周年でもあった。
この書き込みに対して、現地メディアは強く反応した。国内最大の通信社「聯合ニュース」までも「ENHYPEN日本人メンバー、3.1独立運動記念日の休暇に『羨ましい』とコメントし批判殺到」と報じる事態となった。
ニキは即座に謝罪した。
「重要な祝日である3.1独立運動記念日について軽率な発言をしてしまったことをお詫び申し上げます。過ちに気づき、該当する投稿は直ちに削除しました。今後はより一層注意を払ってまいります」