1ページ目から読む
2/2ページ目
同い年の田中は「引き取り手が見つからず…」
斎藤氏といえば、2006年夏の甲子園だ。早実高のエースとして、駒大苫小牧高の田中将大投手との決勝再試合を制した死闘は、いまも語り草となっている。だが、同い年のはずの田中は……。
「88年組の食事会には姿がありませんでした。田中は楽天退団を電撃発表したものの、引き取り手が見つからず、獲得が囁かれていたヤクルトも、結局その意志がないことが報じられるなど、各球団から次々と獲得に否定的なコメントが発せられている。崖っぷちの状況です」(同前)
12月8日には都内で開催された野球教室で「進展はない」と状況を報告。楽天との再契約に関しても「それ(再契約)があるんであれば、こういうことにはなっていない」と、“完全決別”を強調した。
「唯一、僅かに可能性があるのは、楽天でのチームメイトでもあり、今季も二軍投手コーチとして状態を見てきた小山伸一郎氏が移籍した中日です。ただ、肝心の井上一樹新監督は獲得に後ろ向きで、ハードルは高そう」(前出・デスク)
斎藤氏は現役時代、プロで活躍する田中と右肩痛に苦しむ自身を「ウサギとカメ」の童話に例えたこともある。カメがウサギを追い抜く時が来たのか。