店長の平山さんに、お店でキノコを洗うか、洗わないかを聞いた。
シャングリラズシークレット六本木店・平山卓也さん:
キノコは洗っていないです。室内で育てられていて、元がきれいなので、そのまま洗わずに。風味も洗うと落ちてしまうので、洗わずに使用している。
さらに、キノコ専門店ならではの理由もあった。
シャングリラズシークレット六本木店・平山卓也さん:
処理した状態で、納品されることが多い。食べられない部分を入れていない生産者が多い。
神奈川・横浜市金沢区のキノコ農家、永島農園・永島陽子さんにも聞いた。
永島農園・永島陽子さん:
農園としては洗わないのをおすすめしています。どうしても気になれば、キッチンペーパーをぬらしてふいたり、きれいにすれば特に問題はない。実際にシイタケやキノコを見て、気になるようなら、気になる部分だけ切り落とすのも1つの方法。
「洗わない理由」を聞いた。
永島農園・永島陽子さん:
風味が落ちてしまうのと、水っぽくなってしまうので、せっかくのうま味がぼやけてしまう。
最後に、元キノコ問屋で、キノコを愛するあまり、協会まで立ち上げた露木啓さんにも聞いた。
関東きのこの会・露木啓代表:
基本的にスーパーで売っているキノコは、洗わないで使って大丈夫。風味が落ちることと、水溶性の栄養成分が流れてしまうこともある。
一方で、洗った方がいいというキノコもあるそうだ。
関東きのこの会・露木啓代表:
例えばマッシュルームや、なめこ、生キクラゲは洗った方がいいといわれている。なめこはパックで売っているものがあるが、時間が経つと酸味が出てくることがある。ちょっと洗うと酸味を落とせるので、おいしいといわれている。
これからの季節、食べる機会の多くなるキノコをよりおいしくいただくために、参考にしてみてはいかがだろうか。
(「イット!」12月18日放送より)