今年4月、パパ活疑惑報道で議員辞職をした宮沢博行元議員が自民党以外からの国政進出を模索していることが分かった。本人が「週刊文春」の取材に応じ、明らかにした。
パパ活不倫報道で議員辞職
宮沢氏といえば、昨年12月に安倍派の裏金問題を「派閥の方から指示」と暴露。「安倍派を介錯する」などと述べ注目されていた。本人はこう振り返る。
「丸一年、怒涛の日々でした。4月19日には文春さんに“突撃”され、そこから新たな山というか谷というか底というか……」
「週刊文春」は4月25日発売号で、緊急事態宣言下での不倫同棲や、出会い系サイトを使った「パパ活」を報道。サイトのプロフィール欄には、〈ひろゆき 自営業〉〈(処女)卒業のお手伝いをします〉と記載していたという。
諸々の事実関係を認めて議員辞職、今年10月の衆院選には無所属で地元・静岡3区に出馬。3万7900票余りを得たが落選した。安倍派の“浪士”となった今、何をしているのだろうか。
「今は顧問業として(仕事を)数件いただいてます。役所との折衝をお手伝いする。無職ではありません」
「自民党の中では変えられない」
――最近ハマっていることは?
「全国色んな方から励ましのお言葉をいただいておりますので、実際、会いに行ってるんです。電話やメール、SNSに返信して人間関係を構築する。一緒にご飯食べて一杯やってます」
支援者の交流と並行して、コメンテーターとしても活躍してきた宮沢氏だが、今後についてはこう明かす。
「政治の道に再チャレンジしたい。政治関係者ではなく、議員でありたい。県議や市議はしっかりした方がいるのでお任せしたい。国政を見ていくと、皆さん自民党には不満、立憲には不安がある。自民党の中に入っちゃうと、(世の中を)変えられないということがこの12年間で逆にわかりました。自民党経験者として別の形で政治を変えていく。それに、私はどうしてもチャレンジしたいんです」
「週刊文春電子版」では、宮沢氏の1時間におよぶインタビュー動画をノーカットで公開している。そのなかで宮沢氏は、国政出馬の真意、不倫報道のあった国民民主党・玉木雄一郎について「イイんじゃないですか」と擁護する理由、文春取材に対する“感謝”などについて語っている。
文春報道で「パパ活辞職」、宮沢博行が語る「文春への思い」「落選後の今」「玉木雄一郎」「性欲と増毛」【60分インタビュー】
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