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不要不急の119番に税金がいくらかかっているか
「作品を描くにあたって、救急隊員として働いている方たちに取材をする機会がありました。皆さん、様々な問題があることを承知の上で、それでも目の前の命を救うために使命感をもって働いていらっしゃるのが印象的でした。彼らを本当に必要としている方のために、救急車を適切に利用するということがどういうことなのか。読者の方と考えていきたい」
本作を描いている漫画家のハトコ氏はこう語る。
冒頭のシーンはまさに軽傷者が救急要請をした場面の一コマである。この後、救急隊がこの男性にどういった対応をしたか気になるところだが、ここで問題にしたいのは、この不要不急の119番に税金がいくらかかっているか、ということだ。
「日本では当たり前のように無料で来てくれる救急車ですが、当然、出動には税金が使われています。救急隊は社会資源です。人もお金も無限ではありません。漫画を読んだ方が“119”の現実を知って、問題の解決の一助になればと思っています」(ハトコ)
救急車の出動1回あたりのコストはいくらになるのか。タクシーよりも高額な生々しい金額はぜひ本編を読んで確認してほしい。
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