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「結局伝えたいのは、選手としての出だしがどのカテゴリーでも上に行けるということ」

 現在のバサラは6部に所属するアマチュアクラブだが、岡崎は「サッカーはサッカー」だと思っているという。

手作りの展示ブースには、クラブの思い出がつまっていた

「結局、選手としての出だしがどのカテゴリーでも、上に行けるチャンスがあることを伝えたいんです。バサラの選手たちを育てていいクラブに行ってもらうのも手だし、クラブ自体が5部に昇格していい選手を受け入れられるようになるのもいい。バサラが強くなって、監督としての僕自身も一緒に上のリーグで戦えるようになりたい。現実的には3部まで行けたら出来過ぎくらいの感じですけど、それができたら今度は僕自身に監督オファーも来るかもしれない」

 日本代表で史上3番目に多くゴールを決め、プレミアでも優勝メンバーになりながら、現在はドイツの地方都市で手探りで自分のクラブを成長させている岡崎慎司。現在の目標は「日本代表監督になってワールドカップで勝つ」「バサラマインツの発展」だという。そう語る挑戦者岡崎慎司は現役時代の印象そのままに希望とパワーに満ちていた。

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