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冬眠前に栄養蓄えられていないクマが活動か
年の瀬を迎える中でも目撃情報が相次いでいるクマ。秋田市では24日、中学校のグラウンドで目撃された。
本来なら冬眠しているはずのクマが、なぜこの時期に動き回っているのか。動物の生態に詳しい、動物研究家のパンク町田さんは、次のように指摘する。
「本来であれば、秋のうちに十分な養分を体に蓄えて春まで寝るというのが一番いいわけですが、それができなかったクマたちというのはエサが足りなくて養分を蓄えきれていませんので、時折起きてエサを探して食べて、そしてまた寝ると、その繰り返しになってしまうということです」
クマをめぐっては、11月末に秋田市のスーパーに侵入し、従業員を襲ったクマがその後駆除され、県や市に多くの苦情が寄せられた。今回のクマは駆除されず山に放されたが、再び人里に戻ってくる可能性はないのか。
パンク町田さんは、「戻ってくる可能性がないことはないと思いますが、今回クマが怖い思いをしたのであれば来ないと思います。ただし、人を全く怖がらないようなクマであれば危険かもしれない」と話している。
(「イット!」12月25日放送より)