バラエティで新境地を見せる森昌子 ©共同通信社

 西城秀樹(享年63)が亡くなり改めて注目された「新御三家」。その妹分的存在として70年代の歌謡界を共に牽引したのが桜田淳子(60)・森昌子(59)・山口百恵(59)の「花の中三トリオ」だ。時は流れ、今年(山口は来年1月)揃って60歳になる。

「人気絶頂期に三浦友和(66)との結婚を選び引退した百恵さん。すでに2人の息子も芸能界で活躍。復帰待望論も久しいが、最近は長男の祐太朗(34)が母親の名曲『いい日旅立ち』をテレビで歌い、『母親を彷彿とさせる美しい声』と話題になりました。次の注目は息子たちの結婚と孫の誕生でしょう」(芸能デスク)

 不完全な“復帰状態”にあるのが淳子だ。

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「92年に統一教会の合同結婚式に参加。3人の子供に恵まれたが、未だ教会の広告塔という指摘も多く、本人が熱望しても芸能界への復帰は叶わないでいる。3月に銀座の博品館劇場でコンサートを開催したが、これ以上の活動は教会からの完全脱会なくしてはありえず、限定的な活動にとどまる」(同前)

 紆余曲折ありながらも歌手活動を再開した昌子は、意外な形で進化を遂げている。

「86年に森進一(70)と結婚。『家庭に入って欲しい』という夫の希望で一時、引退して3人の男の子を育てましたが05年に離婚、翌年歌手復帰。当初はコンサート中心でしたが、最近は“キャラ変更”したのか、バラエティ番組でのぶっちゃけトークや8歳の姪っ子『まーちゃん』に扮してのお茶目な一面も披露。本人曰く『50過ぎたくらいから体とともに脳も変化。自然体で気取らなくていいと思うようになった』。だが、大物歌手も意外な一面を見せないとテレビに呼んでもらえない、そんな現実も透けて見える」(放送記者)

 キャラ変はプライベート対応にも表れている。

「4月にロックバンドONE OK ROCKのボーカル・Takaこと長男の貴寛(30)と浅田舞(29)の熱愛が発覚。昔の昌子なら沈黙していたはずが、『もう2人ともいい大人ですから』と余裕のコメント。自身の恋愛話もオープンですが、未だ再婚の噂はありません」(前出・芸能デスク)

 三者三様、“花の還暦トリオ”の第二の人生が注目される。