安田 新婚の頃までは、「団長が女性と一緒にいる」という目撃情報が、元芸能リポーターの井上公造さんのウェブサイトによく掲載されていました。「あれ? これは私じゃない」と思うことがよくありましたね。
「誰と一緒にいたの?」と問い詰めると、団長は「髪の長い男芸人だ」と言っていました。本人の口から聞くと、「そうなのかな」という気がしてしまって(笑)。あまりしつこく聞くと、「大人同士が仲良くするのには努力が必要。ネットで俺のことを調べたりするのは、その努力を放棄してる」と怒り出すので、いつも言いくるめられていました。当時は団長のスマホを見たりしていたのですが、今は怪しい態度はないし、私が疑ったりすることは無くなりました。
9時間待ちの「プロポーズ大作戦」の結末は…
――2009年7月に、団長が精巣捻転で手術したことがありましたね。
安田 夜中に自宅で「お腹が痛い」と言い出したのですが、団長は普段から大袈裟なところがあるので最初はあまり気にしていなかったんです。でもしばらくすると、のたうち回るくらい苦しみ出したので、私は気が動転して救急車を呼ぶことを思いつかず、ママチャリの後ろに乗せて病院に行こうとしました。「後ろに乗って!」と言うと、「乗れへんわ!」と(笑)。今でも団長に、「あれはひどかった」と言われます。幸い精巣は切除せずに済み、手術でねじれないように固定してもらうことができました。プロポーズの1ヶ月前の出来事でした。
――どんなプロポーズだったのですか?
安田 テレビ番組の企画で、大阪で指輪を買って、ロードバイクで東京の私のところまで届けるというものでした。私にはプロポーズのことは知らされておらず、「大阪、東京間のチャレンジをゴール地点で見届けてほしい」と言われて、2日目の夜の7時ごろから東京タワーで待っていました。でも予定が遅れて、夜の9時に東京タワーが閉まってしまったのでファミレスに移動しました。
そして朝の4時ごろ、団長と、応援団として付き添っていたHIROくんやクロちゃん、鶴見辰吾さん達が到着し、プロポーズをしてもらいました。皆さん2日間ほとんど寝ずに応援してくださったので、無事にゴールして感動ムードだったんですが、私はものすごく眠かったし、団長達とのテンションの違いに呆然としていました。そのため、プロポーズは嬉しかったのですが全然涙が出なかったんです。そのことは、「あれで泣かへんねんもんな」と、今でも根に持たれています。
――芸人さんとの結婚について、安田さんのご両親の反応はどうでしたか?
安田 うちの両親は2人とも田舎の学校の先生なので、結構厳格な家庭だったんです。母は「さっちゃんが選んだ人だから」と受け入れてくれましたが、父は団長に対して、ふんどし姿でテレビに出ているイメージしかなく、「あの人!?」と思ったんじゃないでしょうか。「結婚の挨拶をしたい」と父に伝えると、「将来、芸人としてやっていけなくなることも踏まえて、さちをどうやって幸せにするのか考えて来いと言っておけ」と言われました…。
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