「交際1年経っても、彼は一度も自宅のマンションに入れてくれなかったんです」
夫は有名トリオ「安田大サーカス」の団長である、フリーアナウンサーの安田さちさん。インタビュー前編では、彼女が団長と出会い、結婚に至るまでの経緯を直撃。5回も求愛するほど好意を抱いていた恋人を、交際から1年経つにもかかわらず「自宅に入れなかった」団長は何を考えていたのか?(全2回の1回目/後編を読む)
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「団長との交際」に周囲は大反対
――団長との出会いは、何がきっかけだったのですか?
安田さち(以下、安田) 2007年に、私が司会をした名古屋のイベントにゲスト出演してくれたのが、初めての出会いでした。私は大学卒業後、地元の名古屋で芸能活動をしてたんです。「愛・地球博」で、イベントのMCをさせてもらったことから、司会のお仕事が増えていきました。
最初にご挨拶をした時から団長は様子がおかしくて、本番のネタ中も客席ではなく、舞台の端にいる私のほうばかり見ていました(笑)。イベント終了後に、安田大サーカスのマネージャーさんから、「団長と一緒に写真を撮ってくれませんか」と言われました。当時、大人気の安田大サーカスが、「なぜ無名の私と写真を撮りたいのだろう」と困惑しました。写真撮影のあと私が帰ろうとすると、クロちゃんとHIROくんが「団長、電話番号聞きなよ!」と一生懸命言ってくれたんです。今振り返ると、団長と縁が繋がったのは2人のお陰だなと思います。
――その後、どんなアプローチがあったのですか?
安田 団長は忙しいなか何度も連絡をくれました。すぐに新幹線に乗れるように、名古屋駅の近くのお店で1時間だけ一緒にご飯を食べるために、何度も東京から来てくれました。いつもタンクトップに短パンというワンピースのルフィみたいな格好で目立ってましたね。
団長からは5回くらい「付き合ってほしい」と言われましたが、かなり迷いました。周囲から、「芸人さんは遊んでるからやめたほうがいいよ」と止められていたんです。
――お付き合いをするきっかけはあったのですか?