安田 HIROくんは2017年に脳出血で倒れてから、大きく変わった印象があります。私と団長がお見舞いに行ったことを「すごく嬉しかった」と喜んでくれて、元々優しかったのですが、人との繋がりをより大切にするようになったと思います。クロちゃんはテレビのままの人で、私に会うたびに「さっちゃん、ギャル紹介して」と言うのが昔から挨拶代わりです(笑)。団長は、「クロちゃんは足が汚いから家に入れない」と決めていて、ロケで自宅に来た時も絶対に入れませんでした。
毎年お正月は、HIROくんとクロちゃん、私達家族で集まっています。HIROくんが娘達にお年玉をくれると、横からクロちゃんが「連名です」と乗っかろうとして、それに怒った団長が強引にクロちゃんからお年玉を奪い取る、というのが恒例の流れです。
溺愛する娘の入学式に行かなかった理由
――お子さん達に対して、団長はどんなパパですか?
安田 娘達への愛情表現が、キャッチボールではなくノックなんです。小さい頃はそれでもよかったのですが、もう小6と中2なのでめちゃくちゃウザがられてます。デリカシーがないので、「太ったんじゃない~?」と、娘達の地雷を踏んでは「鬱陶しいんだよ!」とブチギレられてますね。
幼稚園の入園式では写真を撮るのに夢中になり過ぎて、いつの間にか園長先生の隣に立っていたり、小学校の入学式に遅刻して新入生の先頭に立って入場してきたり、本人は無自覚でやっているのですが、私は恥ずかしくてたまらなかったです。
でも、上の娘の中学の入学式は、団長自ら「芸人の娘だとバレて悪く言われたらかわいそうだから、俺行かない」と言って来なかったんです。中学生は難しい年頃なので、私から来ないように言おうか迷っていたので、正直ホッとしました。少しだけ、団長の成長を感じましたね。
――結婚生活を振り返って、団長はどんな人だと思いますか?