ある日、突然態度が急変して…
ある日の講義中、こんな異変があった。
「シーンとしていた中、彼女が突然、『梅!』とか『桜!』とか言うんです。教室の窓から梅や桜が見えたわけでもない。周りはまったく理解できないんです。でも多分、彼女の頭の中の世界では繋がっているんだと思います。ちょっと独特の世界観を持っていました」(同前)
マイペースを貫いていたユ。
「ドイツ語を専攻し、『今度ドイツに行きたい』と言って熱心に勉強していました。最初は誰に対してもオープンで、コワモテと言われる先生にも自分からどんどん話しかけていったりしていたので、一部の教員からは好印象だったと思います。私も最初は人懐っこい人なのかなと思っていましたが、だんだん『なんか変だな』という感じになってきた」(同前)
この同級生は、一度恐ろしい思いをしたことがあるという。
「初めは授業中、彼女が親しげに話しかけてきたので、それに応える感じでこちらも親しみを込めて相づちを打ったりしていたんですが、ある日突然態度が急変して、私の顔を見るなりいきなりドアを閉められたんです。それでこちらも怖くなって身構えてしまって、構内ですれ違っても挨拶せずやり過ごすようなことを続けていたら、すごく見つめられるようになりました。教室の前にいても、みんなと一緒にいるときでもジーッと。そんな中、昨年11月の下旬ぐらいに、廊下を歩いていたら後ろから追いかけてこられて、『これはダメだ』と思って非常階段に逃げ込んだことがあります。非常扉が開かないよう押さえつけて、彼女が去るまでジッと待つしかなくて、今でもあの時の恐怖がフラッシュバックしたり、後ろに誰かいないか見返したりします」
ユが壁や無人の空間に向けて「死ね」「バカ」などの暴言を吐く様子は何度も目撃されていたという。
「名前はともかく、存在自体は同じ学部の人の中では有名だったと思います。報道によると彼女は『いじめられていた』とか『仲間のグループから無視されていた』などと言っているようですが、社会学部でいじめに心当たりはない。仲間のグループっていうのが何を指しているのかも分からない」(同前)