〈向井理です。(中略)2025年4月からは、芸能活動20周年心機一転、どこにも所属せず個人事務所でゼロからの出発になります〉(ホリ・エージェンシーのインスタグラム)
〈私、波瑠は19年間お世話になりました株式会社ホリ・エージェンシーを2024年12月31日をもって退所することとなりました〉(波瑠のインスタグラム)
2024年末に相次いだ芸能人の事務所退所ラッシュ。なかでも、向井理と波瑠という売れっ子2人が去ったホリプロが大ダメージを受けている。
“厳しい経営”を迫られるホリプロ
綾瀬はるか、石原さとみ、妻夫木聡などを擁する芸能事務所最大手のホリプロにはグループ会社が多数ある。向井と波瑠はその内のひとつであるホリ・エージェンシーに所属していた。
「経営効率化のためホリ・エージェンシーは2025年4月に別の子会社ホリプロ・ブッキング・エージェンシーに吸収合併されると発表されました。退所を決めた2人はホリプロ側から事務所に残るよう慰留されたようですが、断って独立を選んだ。
世話になったホリ・エージェンシー社長の小野田丈士氏が退任することを退所の理由にしていますが、大義名分が立つ辞め方ができたことはある意味ラッキーだったかもしれません。もう売り出してもらう必要はなく、個人事務所でやっていけますからね」(スポーツ紙記者)
かつては東証一部上場企業だったこともあるホリプロだが、その経営はなかなか厳しいという。
「社長の菅井敦氏はことあるごとに、『売り上げを立てるのが大変』とこぼしています。ある社員が『うちは年間売上10億円を超えるタレントがいないので』と話していました。ホリプロの看板の綾瀬はるかはそれに近い額を稼いでいると思いますが、それら一部の売れっ子が300人近い社員や他のタレントを食わせているので大変です」(芸能事務所関係者)
とはいえ名うてのタレントが所属する業界有数の大店である。そうそう青息吐息にならなくともよさそうだが、「ホリプロは売れている歌手が少ないのが苦しい」との指摘がある。