昨年末から「9000万円女性トラブル」が報じられている元SMAPの中居正広(52)。そのトラブルについて、昨年12月27日、フジテレビの公式サイトに次のような見解が掲載された。

〈このたび一部週刊誌等の記事において、弊社社員に関する報道がありました。内容については事実でないことが含まれており、記事中にある食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません〉

フジテレビが発表した声明文(同社HPより)

 引用文中の「一部週刊誌」というのは、「週刊文春」を指すものと見られる。取材班の1人であるM記者が解説する。

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「当該社員とは、中居とX子さんの食事会を設定した編成幹部のAさんのことだと思いますが、記事に書かれている通り、Aさんは当日の会に出席していません。そのため、このような発表がされているのだと思います。

 またフジテレビの声明文は第1弾の記事を出した後に発表されており、その後、第2弾の取材を進める過程で我々はフジ側に質問状を送ったのですが、それに対する回答文でも同じような説明がされています」

トラブルへの関与を否定するフジだが…

 あくまでトラブルには関与していないという姿勢を崩さないフジテレビ。だが、取材班が掴んだ疑惑はそれだけではない。

「我々の取材の中では、この件に限らず、Aさんが同じような飲み会を開いているという証言は続々集まってきています。スポンサーに対しても、視聴者の方に対しても、説明する責任はやはりあるんじゃないかなと、今の段階では感じています」(M記者)

中居正広 ©︎時事通信社

 フジテレビ側は今後、どのように説明責任を果たしていくのか。

 現在配信中の「週刊文春 電子版」では、M記者が“徹底取材の舞台裏”を解説した動画番組を配信中だ。フジテレビ幹部を連続直撃した際に感じた“対応の変化”、フジテレビ声明文から読み解かれる“ちぐはぐさ”の正体、M記者が注目する今後のポイントなどを解説している。

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