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12位 石川さゆり

12位 石川さゆり ©文藝春秋

「『津軽海峡・冬景色』『天城越え』が続いていたけれど、昨年震災があった石川県への思いをこめて『能登半島』を歌われていたのがとても沁みた」(22歳・女性)

「石川さんの歌で『能登半島』が一番好きなので紅白で聴けたのが嬉しかったです。
能登の皆さんに石川さんの想いが伝わったと思います」(53歳・女性)

石川さゆりのリハーサルの様子。2003年以来21年ぶりに「能登半島」を披露した(『NHK紅白歌合戦』公式Xより)

「復興の進まない能登地方。『能登半島』を聴き、あらためて地域住民の皆様への思いが沸き起こりました。他人ごとではない、明日は我が身、とも……。微力ながら応援しています。さゆりさんの力強い歌声が能登に届いたと思います」(75歳・女性)

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「圧倒的な歌唱力。能登を思う気持ちがあふれていた」(73歳・男性)

「美しい声で、聞き惚れてしまう。大好きです」(80歳・男性)

11位 南こうせつ

11位 南こうせつ ©文藝春秋

「『神田川』はいつ聞いても涙が出ます。こうせつさんの曲は美しいです」(70歳・女性)

「懐かしい曲で、父が好きだったので」(30歳・男性)

「学生時代によく聴いた曲で、当時を思い出します。『洗い髪が芯まで冷えて~♪』の歌詞は、冬に銭湯に行った帰り道を思い出した。南こうせつも久々にテレビで見て、元気そうで、歌も当時と変わりなく上手かった。イルカと一緒に出場というのもよかった。懐かしい70年代の歌、いいですね!」(67歳・男性)

南こうせつのリハーサルの様子。27年ぶりの紅白で、「神田川」を披露した(『NHK紅白歌合戦』公式Xより)

「上京して初めて住んだ街が神田川沿いだった。帰り道とかによく聴いていたから、紅白で歌ってくれてよかった。名曲は時代を問わないんだな~と思う」(25歳・男性)

「『神田川』の魅力は、若者たちの青春時代を普遍的に描いた歌詞と、心に沁み入るメロディー。その絶妙なバランスにあると思う。『三畳一間の小さな下宿』など、具体的な情景描写が、聴く人の心に郷愁を呼び覚ます」(61歳・男性)

「やはり青春時代の懐かしさがよみがえり、自身の来し方を振り返りました。何しろ、『神田川』の歌詞と同様に貧乏学生でもありましたし。心に沁みました」(72歳・男性)
* 「神田川」作詞:喜多条忠、作曲:南こうせつ、編曲:木田高介

★ベスト10は#2(https://bunshun.jp/articles/-/76323)で公開中!