1月2日、皇居。宮殿・長和殿のベランダに、若木の新芽を感じさせるような薄緑色のローブ・モンタントに身を包んだ天皇陛下の長女・愛子さま(23)が立たれると、集まった人々の視線は釘付けに——。

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年々注目度が高まる、愛子さま

 皇室担当記者が語る。

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「昨年の一般参賀は石川県能登半島地震の影響で中止となったため、2年ぶりの開催でした。コロナ禍前以来、事前抽選なしで行われたのはじつに5年ぶりです。愛子さまは今年が2度目の参加でしたが、集まった人々の中には愛子さまの名前をモチーフとしたハートマークのうちわを手作りしてきた方もいたそうで、年々注目度が高まっているように感じます」

一般参賀は2回目

 愛子さまの“愛される力”は、服装からも(うかが)える。ファッション評論家の石原裕子氏の解説。

「生地はよくあるレースではなく、表裏の糸の収縮差を利用した“膨れ織り”という技法が使われているように見えます。高級感がありながら、年相応に華やかさを抑えていらっしゃるところに“愛子さま流”を感じます。日常のコーディネートでは、シルエットもウエストを締めてくびれを強調するのではなく、ストンとしたボクシーなスタイル。女性性をことさらアピールすることもなく、流行にもとらわれない。女優でいえば吉永小百合さんに通じるところがあると思います」

同期の間での“あだ名”

 昨年、学習院大学を卒業され、4月から日本赤十字社に嘱託職員として勤務されている。職場にもすっかり馴染んでいるという。

「同期の間でのあだ名は『あいきょん』。事業局青少年・ボランティア課に配属され、ときには残業もされるなど真剣に取り組んでいらっしゃる」(同社関係者)

新年の天皇ご一家(宮内庁提供)

昨年の単独公務は2回きり…

 ただ、気がかりなことも。これまで学業優先で公務をセーブしてこられた愛子さまだが、ご卒業を機に“解禁”。昨年5月には国立公文書館で開催された「夢みる光源氏」展の鑑賞で単独公務デビューも果たされた。ところが、

「その後、初の地方公務で10月に国民スポーツ大会が開催された佐賀県を訪問されましたが、昨年行われた単独公務はこの2回きりなのです。9月に予定されていた石川県の被災地訪問が豪雨災害で中止になったアクシデントがあったとはいえ、ずいぶんお出ましの回数が少ない印象です」(前出・記者)