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お出ましの回数が極端に少ない理由とは?
愛子さまは訪問先でも愛されぶりを発揮している。佐賀訪問では、佐賀城本丸歴史館に足を運ばれ、佐賀藩出身で日本赤十字社初代社長の佐野常民を題材にした寸劇を鑑賞された。劇を上演し、自身も出演した「幕末・維新 佐賀の八賢人おもてなし隊」の代表・谷口文章氏が振り返る。
「観劇にあたり椅子を用意しようとしたのですが、演じる我々と同じ目線で立ったままご覧になり、劇の合間にも時折深く頷かれるなど、心から関心をもってくださっているようでした。秋なのに春風が吹いたような暖かな心地がしました」
これだけ人々を虜にしていながら、なぜお出ましの回数が極端に少ないのか。宮内庁関係者が明かす。
「愛子さまへ、公務の“願い出”が来ないのです」
願い出には2つのパターンがある。1つはイベントの主催者側が、皇族の出席を依頼するもの。もう1つが、皇族方の要望などから宮内庁側から主催者へ願い出を促すものだ。愛子さまの単独公務デビューとなった「源氏展」は、後者だったという。
「学生の頃は愛子さまにも多数の願い出が来ていましたが、いずれも断っていました。それが、ご就職されてからは願い出がほとんどないのです。愛子さまに関しては、日赤での勤務が始まってから、毎日のように出勤されるご多忙ぶりが報じられてきました。それで、結果的に願い出が遠慮されてしまっているのではと……」(同前)
いまだ“箱入り娘”の愛子さま。今年はもっとそのご活躍を拝見したい。