「飲み会を絶対に断らない女」に大きな批判が…
「2020年9月、菅義偉内閣のもとで女性初の内閣広報官に就任しましたが、総務審議官時代に菅氏の長男が勤めていた放送事業会社『東北新社』から、一晩に7万4203円という高額接待を受けていたことが『週刊文春』の報道により発覚。山田氏は、かつて若者に向けた動画メッセージで『飲み会を絶対に断らない女としてやってきた』と語っていた。大きな批判を浴び、翌年3月に内閣広報官を辞任しました」(同前)
そんな山田氏は、なぜフジに天下ったのか。フジ関係者が打ち明ける。
「放送を巡って問題が起こった際、テレビ局は総務省から追及される立場。それゆえ、放送行政のトップである情報流通行政局長の経験者は調整役として貴重な存在です。山田氏は三顧の礼で迎え入れられ、フジ・メディア・ホールディングスの取締役の他、フジテレビジョンの社外取締役も兼務。一般的に、取締役の年収は3000万円前後です」
なぜ天下りを次々受け入れてきたのか
フジに天下りしている総務官僚は山田氏だけではない。なぜ同局は天下りを次々受け入れてきたのか。そして“放送行政のプロ”を獲得する狙いはどこにあるのか――。
現在配信中の「週刊文春 電子版」ではフジへ天下りした総務官僚についての記事を掲載。残る3名の素性やフジでの役職について、また山田氏などへの直撃取材の様子を報じている。
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