まず、NHKホールとは別会場のスタジオで、朝ドラ『おむすび』の主題歌『イルミネーション』を予定通り披露。曲が終わると、2人はカメラに向かって歩き出しそのまま通り過ぎていく。有吉弘行ら司会者たちの「何?」「え! 嘘!!」といった困惑の声が漏れ、観客が騒然とする中、同ホールのステージにサプライズ登場したのだ。
“ウルトラ配慮”で出番を終えると2人は…
ここから代表曲『LOVE PHANTOM』と『ultra soul』を熱唱。稲葉の「ウルトラソウル!」三唱に観客は総立ちで「ハイ!」と呼応し、ボルテージは最高潮に達した。YouTube内の「NHK MUSIC」が配信する出場歌手別ハイライト動画の再生回数では、686万回超え(1月6日時点)でぶっちぎりの1位になっている。
「シングル15作品でミリオンヒットを持つB'zだが、『年末年始は仕事を入れない』というポリシーがあるとされ、これまでNHKからのラブコールを断り続けてきた。2人も還暦に達し心境の変化があったのか、今回はノリノリでオファーを快諾したそう」(同前)
怒濤の3曲披露で出演時間は最長の7分54秒。まさに“ウルトラ配慮”だった。制作スタッフの1人が振り返る。
「生出演を知っていたのはごく限られたスタッフだけで、司会にも秘密にされていた。本番当日の大晦日の午後2時から3時の間、ホールは立ち入り禁止になっていました。今思えば、あの時がB'zのリハだったのかなと。2人は出番を終えると、記者エリアを通過しない裏動線で颯爽と帰って行きました」
しかし、味な演出の一方でハプニングも発生し……。
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