日本を代表する睡眠の専門家が登場する大特集「睡眠は最高のアンチエイジング」。月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」の有料会員(初月300円から)の方は、すべての記事をお読みいただけます。

柳沢正史「7時間睡眠を取り戻す12のメソッド」
日本人の睡眠不足は「世界的に見ても極めて深刻なレベル」。日々のパフォーマンス低下にも深刻な影響を与えていると筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)の機構長・柳沢正史氏は語ります。では、健康を確保できるラインである7時間睡眠のためのメソッドには何があるか。「夜は室内の照明を暗めにする」など、12の方法が語られます。
西多昌規「カラダは睡眠中に修復される」
睡眠についての情報がネットに溢れていますが、何か正しいかの判断は難しいところ。早稲田大学睡眠研究所所長の西多昌規氏が、入眠直後が睡眠のゴールデンタイムであることや、深い眠りが認知症関連物質を洗い流すことなど、睡眠の正しい知識を伝授します。
上田泰己「世界的睡眠研究者の熟睡法」
睡眠研究の最先端で活躍する研究者・上田泰己氏。1日に7時間半は寝ることを心掛けているという上田氏が、自身が実践している熟睡法を詳らかに語ります。後半ではより良い睡眠を多くの人に味わってもらうために、上田氏が開発に携わっている機器やアプリの話も。
松井健太郎「睡眠薬は劇的に変わった」
「手を出したらやめられなくなる」などマイナスのイメージも強い睡眠薬。しかし、国立精神・神経医療研究センター病院睡眠障害センター長の松井健太郎氏は、近年の睡眠薬治療が大きく変わったことを強調します。その薬の種類や効果はどのようなものなのでしょうか。
吉池卓也「睡眠休養感を高める」
睡眠は長さばかり重視されますが、実際には、体が休まったと感じる「睡眠休養感」の方が、健康状態と大きく関わっているといいます。では、睡眠休養感はどのように得られるのでしょうか? 国立精神・神経医療研究センター睡眠・覚醒障害研究部室長の吉池卓也氏が解説します。
有竹清夏「グッスリ快眠は寝具選びから」
快眠には、布団や枕などの寝具や寝る時の姿勢も重要になります。「正しい寝姿勢」や「快眠できる枕の高さ」など、図面を交えつつ埼玉県立大学教授の有竹清夏氏が解説します。快眠の軸になる「S字」という言葉はぜひ覚えておきたいところ。
