「挫けるタイミングもよく分かりますよ」

 今回の対談では、以下のようなやり取りがあった。

藤田氏 ©文藝春秋

藤田 もう上場企業社長歴は25年になるので、挫けるタイミングもよく分かりますよ。社内から大して信用されていないと気が付くこともある。でも、そこを乗り切らないとね。

小川 僕も今後40年、50年経営者としてやっていきたいと考えています。でも、どうしてもモチベーションが尽きるタイミングも来てしまう。藤田さんからは「エネルギー総量を保ち続けろ」と言われました。何でもいいから趣味にエネルギーを割いていたらエネルギー総量は落ちないけど、仕事ばかりしていると、勝負しないといけない大事な場面で力が出なくなる。だから常に色んなことをやりながら、エネルギーを高めていきたいです。

藤田 結局、上場をゴールと捉えるような起業家が最近増えているのも、エネルギー総量が減っているからだと思いますね。

小川氏 ©文藝春秋

 現在配信中の「週刊文春 電子版」および2月20日(木)発売の「週刊文春」では、藤田氏の連載「リーチ・ツモ・ドラ1」の特別編として、藤田氏と小川氏の対談企画を5ページにわたって掲載。ベンチャー経営の秘訣のほか、居酒屋での出会いから、投資の極意、趣味に全力投球する重要性、炎上やSNSとの向き合い方、さらには藤田氏から小川氏への“ツッコミ”に至るまで、他では読めない本音炸裂の“師弟対談”となっている。

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次の記事に続く サイバー藤田晋社長(51)が 、タイミー小川嶺代表(27)からの“悩み相談”に投げた問い「君は“ゼロイチ”を繰り返すだけの経営者なのか?」《本音炸裂の師弟対談》