戦前~戦後の沖縄を写した貴重な白黒写真を、最新のAI技術と手作業で着色。カラー化することにより当時に生きた人々の姿をよみがえらせた『カラー化写真で見る沖縄』(ボーダーインク)が話題になっている。
編者であるホリーニョ氏は、カラー化した沖縄の写真をSNSへ投稿する活動を続けており、これまで300枚以上の白黒写真を着色してきた。戦後80年の節目に発行された本書は、新規追加分を含む120枚のカラー化写真を戦前(近代)・戦中・戦後に分けて収録している。
ここでは本書より、戦後の沖縄のカラー化写真を5枚を特別にセレクトして紹介する。(全2回の1回目/続きを読む)
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(1)沖縄の高齢女性(1961年)
1961年1月30日に撮影された、高齢の女性。手の甲にはハジチ(入れ墨)が見える。
(2)米軍基地内で働く沖縄の女性たち(1948年)
兵士たちがタバコやキャンディなどを買いにくる、基地内の売店で働く女性たち。