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終戦、75年目の夏

あばら骨と皮だけの日本兵、焼け野原で談笑する広島のカップル――敗戦を実感する“10枚の写真”とは?

『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』#2

 戦前から戦後の貴重な白黒写真355枚を最新のAI技術と、当事者への取材や資料をもとに人の手で彩色。カラー化することにより当時の暮らしを蘇らせた『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』(光文社新書)が話題になっている。

 7月の発売前から予約が殺到、累計40,000部(5刷)を突破。戦前の広島・沖縄・国内の様子、開戦から太平洋戦線、沖縄戦・空襲・原爆投下、そして戦後の復興まで――これまでモノクロ写真で見ていた世界の印象がガラリと変わる1冊だ。

 その写真集から、終戦直後に撮影された写真10枚を特別にセレクトし、一挙掲載する。

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(1)原爆投下1年後、広島のカップル

 1946年8月5日、原爆投下から1年、まだ焼け野原が目立つ広島市街。八丁堀の福屋デパートから南東方向を望むカップル。

©共同通信社
『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』の「記憶の解凍」プロジェクトによってカラー化された写真 ©共同通信社

(2)空襲後の東京

 1945年空襲後の東京。焼け野原になった区画と、住宅がかたちを留めている区画がはっきりとわかれている。

空襲後の東京