つゆの味も広場利用も、年配者や家族連れに配慮した 

 渡邊さんは、その時、榎本さん達とつゆの味を一緒に検討して、基本はローズハウスの味に近いものにして、やや返しを控えめにするつゆを考案したという(嬉しいニュース4つ目)。色の濃いつゆではなく華やかな色のつゆを目指したというわけである。なるほど納得である。 

ローズハウスの時から働いていた榎本さん

 また「枇栾」では年配の利用者も多いため、1階奥の休憩広場も利用することができる。これは「ローズハウス」の時にもあったありがたいサービスだ。ビーチにあるような4人掛けのテーブルが10以上あるため、ゆったりとそばを食べたり、お茶をのんだりできる。

1階奥の休憩広場も利用することができる
広場で食べるコロッケうどんもうまい

 私も「コロッケうどん」を追加注文して広場でゆったり食べることができた。 

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2階のカフェレストランも近日オープン 

 3月12日には2階のカフェレストラン「ANDG(アンジー)」も渡邊さん達でオープンする予定だ。

3月12日2階のカフェレストラン「ANDG(アンジー)」もオープン 

 こちらは広い子供の遊び場を店内に用意して、若い奥さんや家族連れがゆったりと観葉植物をみながら過ごせるスペースにする予定だという。

イラストレーターの幸村店長もやる気満々

 イラストレーターの幸村店長もやる気満々だ(嬉しいニュース5つ目)。 

嬉しいニュースがたくさんあったぽつんと一軒そば屋 

 ショッピングセンターのフードコートなどに行けば、おいしいものはたくさんある。しかし、人は多くザワザワしていて落ち着かない。道の駅川口・あんぎょうに来ると、ゆったりとして空は広い。緑もたくさんある。なんだかほっとする空間だ。

 ちょっと立ち食いそばを食べたいという時には最適な場所だと思う。

「大好きなこの場所で仕事ができることが何よりの幸せ。店に来るのが楽しくて堪らない」という渡邊さんは、農家のジャムを売ろうとか、色々アイデアを膨らませているそうだ。大いに活躍してもらいたい。 

「店に来るのが楽しくて堪らない」という渡邊さん

「枇栾」は枇杷のように根を深く張り、栾(ムクロジ)のように高木になるという意味だそうだ。渡邊さんに再訪を約束して、店をあとにした。最高のぽつんと1軒そば屋に認定だ。 

草花もたくさん販売している
温室には植木がたくさん 

INFORMATION

枇栾(ひらん)
住所:埼玉県川口市安行領家844-2 道の駅 川口・あんぎょう 
営業時間:10:00~15:00 
定休日:月曜日(祝日の場合は火曜日)