フランスのブルターニュ地方発祥のガレットは、そば粉が生地に使われているクレープ料理の1つである。つまり、東京辺りにあるガレットのお店はフレンチやクレープ屋さんから発展したお店がほとんどである。
ところが、神楽坂の赤城神社のすぐ近くにある「galette cafe もが」は、そば屋さんが始めたガレットの店だというのだ。これは興味深い。早速、訪問してみた。
おそば屋さん感はないが……
地下鉄東京メトロ神楽坂駅からすぐの場所で「galette cafe もが」は営業していた。外観はお洒落なカフェレストランという趣きで、おそば屋さんぽさはまったくない。
少し拍子抜けした気分で入店すると、「お久しぶり~」と明るい声が返ってきた。なんと、ここから早稲田方向へ歩いた程近いところにある「蕎楽亭もがみ」の女性店主、最上はるかさんがエプロン姿でにこやかに出迎えてくれた。
訪問したのは6月初めの平日の午後2時過ぎ。お客さんもひいたあと。店内もなかなか綺麗で、ゆったりとした雰囲気である。
「蕎楽亭もがみ」のセイロそば、うれしい
まだランチがいただけるというので、早速、ミニざるそばとコンプレットのガレットのランチセット1500円を注文した。従来のガレット屋さんにはないそば屋さんらしいセットであるし、しかも「蕎楽亭もがみ」のセイロそばが食べられるというのもかなりうれしいわけである。
「蕎楽亭もがみ」がガレットのお店を始めた理由には、おそば屋さんならではの、理にかなった深い理由があったようだ。