「TOEIC満点」のヒミツ
澁谷 英検のときは単語をたくさん覚えるのが大変でしたが、TOEFLよりは簡単に感じましたね。TOEFLだと大学で講義を聞いている設定だったりして、聞き慣れない生物とか科学とかの話も出るので、なんかダルッていう感じで(笑)。英検だともっと馴染みのあるEメールとかの設定です。TOEICもビジネス英語なので、短いEメールを読むなどの問題が多いですね。
――簡単じゃないですよね。
澁谷 私は留学経験がないので、インパクトのあるものを持っておかないとダメだなと思って。英語の試験がわからない人でも、英検1級といったらすごいんだなと思ってもらえるし、TOEICも980点だったら、受けたことがない人だとどの程度かわからないけど、“満点”ならすぐ伝わりますよね。そういった数字的なものがないとアピールできないなと思ったので頑張りました。
「アメリカに3年間住んでました」とかなら、別にテストを受けなくても、一定の英語力という点で信用されると思いますけど……。だから試験は箔を付けるために、って感じですね。
――留学されたんじゃないんですか。
澁谷 留学って感じではなくて、サマースクールみたいなものでした。寮に行くか、ホームステイ先を見つけるかだったんですけど、四六時中他人といるのは苦手なので、寮にこもっちゃって。あまり役に立ちませんでしたね。サマースクールって基本、留学生だけを集めてレッスンするので、現地の人としゃべる機会もなく、お金がかかっただけでした。自分のお金じゃないけど。
――学校では英語の成績はやはりよかったですか。
澁谷 成績がよくなったのは高校からですね。中学まではずっと興味がなくて赤点で。小学校までは授業を聞いていればテストもわりといい点取れたのに、中学から急に「あれっ、勉強しないと取れない」となって。受験がないせいか、ちゃんと勉強するというシステムがなかったので、全然ついていけなくて。内部生で唯一赤点取ったりしてました。
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