後輩が撮影した“驚愕わいせつ動画”

 小誌が入手した内田の地元の後輩が撮影したわいせつ動画にも「モンスター」ぶりが窺える(動画は「週刊文春 電子版」で公開中)。内田は袋に入った棒状の菓子パンを男性器に見立て、何度も袋を上下にスライドさせながら、口に含むような仕草をし大笑いしてみせるのだ。

高校時代の内田容疑者のわいせつ動画

本人はバリバリポジティブ

 それなりに高校生活をエンジョイしているかに見えた内田だが、破天荒すぎる振る舞いと数々の非行、そして中学時代から続くいじめ気質に同級生たちが次第に距離を置くようになる。やがてクラスメートに相手にされなくなった内田は、見た目にも変化が生じた。

「3年になるとスカートの丈も長くなって、制服も綺麗に着て、化粧もしないで登校するようになった。友達がいないから教室の隅でずっと携帯いじっているみたいな。同い年から相手にされなくなってしまったので、放課後は旭川に戻って、地元の後輩とつるむしかできなくなった。ただ、本人はバリバリポジティブで自己肯定感が高いから、高校で孤立したことはそんなに気にしてないと思う」(同前)

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 高校卒業後の内田は大手化粧品メーカーの子会社や歓楽街の水商売などの職を転々とする。TikTokには、仲間と過剰な加工を施した自撮り動画を頻繁にアップしていた。

(TikTokより)

 そんな内田が「舎弟」と呼んで可愛がったのが、村山さんの殺害を共謀したA子だ。内田と一つ隣の学区の中学出身で、彼女もまた幼い頃から加虐心を抑えられない面があった。

「小学4年の時、彼女はいじめていた相手の顔面に濡れた雑巾を投げつけたり、罵声を浴びせていました。あまりにもうるさくてコントロールが利かないので、担任の若い女の先生は泣き崩れていた。ほとんど学級崩壊のような状態でした」(小学校の同級生)