昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

野党1年生が国会議事堂で小泉進次郎をにらみつける理由

座談会・支持率ゼロ政党の「新しい地図」#2

2018/06/15

genre : ニュース, 政治

まだ政権を担えるまでの余裕はない

森田 小泉さんは時々、安倍政権を批判しますけど、たぶん、彼に限らず、自民党の同世代には相当な危機感があるんじゃないかなと思います。やっぱりアベノミクスがコケた時に、自民党は選挙で大負けをする。そうならないために、どんな手を打っておくかという仕込みを、アドバルーン的なものも含めて打ち出そうとしているんじゃないかな。

 

 かといって、安倍政権の次にうちらが政権を担えるかといえば、まだそこまでの余裕がないかな。目の前に出てきた課題をこなすのに精いっぱいで、50年後、100年後の日本を本当にどうするのか――みたいな大局的な議論に行くまでの体力が我が党にはまだまだない。

 今、青山さんが言い出しっぺで、小泉さんが自民党の若手を集めてやっている勉強会(「2020年以降の経済社会構想会議」)に対抗した集まりを「新党ゼロ」の5人を核にして作ろうという話をしているんだよね。

森田 あと5回後の選挙で政権を取る時のための準備になるかな。

 えー、それは遠すぎだろ。僕は2025年で政権交代と踏んでいるけど。

 

青山 僕はあと3回かな。次の、次の、次の選挙で、政権交代。

 ほら、それは2025年だよ。当選4回生で、自分の選挙区だけじゃなくて、全国にいる仲間の応援にも行けるようになっていたいね。

青山 そのためには、僕らも比例復活でギリギリ当選じゃなくて、小選挙区でぶっちぎりで勝てるように強くならないと。

 

「戦場」の最前線にいて有権者と接していないと

森田 初当選してわかったのは、国会は空虚なところだということ。建物は立派だし、優秀なスタッフもいるし、知的好奇心をくすぐられる情報も山ほどあるけど、ここに「答え」はない。

 詩人だね。

森田 国会はいろんなことを決める場ではあるけど、やっぱり「戦場」の最前線にいて有権者と接していないと感覚がおかしくなります。だから、議員宿舎も借りず、東京に家を持たず、毎日、地元から通い続けている。これも我々3人に共通しているね。

青山 やっぱり国会から地元に戻ると心が落ち着くよね。それじゃ、みなさん、地元に帰りましょうか。

関・森田 はい、お疲れさまでした!

 

森田俊和(もりた・としかず)
1974年埼玉県熊谷市生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学。2012年、埼玉県議2期目の途中で、衆院選に初挑戦し落選(埼玉12区、無所属)。14年、衆院選(同、次世代の党)で落選。17年、衆院選で初当選(比例北関東ブロック、希望の党)

青山大人(あおやま・やまと)
1979年茨城県土浦市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、丹羽雄哉元厚相の秘書に。茨城県議を2期務めた後の2014年、衆院選に出馬し、落選(茨城6区、民主党)。17年、衆院選で初当選(比例北関東ブロック、希望の党)

関健一郎(せき・けんいちろう)
1978年神奈川県鎌倉市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、NHKに記者として入局。高松放送局時代に玉木雄一郎議員にスカウトされ、2014年、衆院選に立候補、落選(愛知15区、民主党)。17年、衆院選で初当選(比例東海ブロック、希望の党)

写真=山元茂樹/文藝春秋

この記事の写真(16枚)

+全表示

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー