アイデア次第でさまざまな使い方が可能な本製品ですが、他にない製品だけに、どのような挙動なのか、実際に使わないとわからないことも数多くあります。筆者が実際に使って感じた、本製品ならではの特徴や、使い方のコツを見ていきましょう。
まず知っておきたいのは通知方法です。ライトが点灯した時の通知方法は「メール」「アプリのプッシュ通知」「LINEによる通知」の3通りがあります。メールは通知先を最大5個所まで指定できるほか、履歴を遡って見られますが、メールの量が多いと埋もれて見落とす可能性もありますし、メール自体が遅延する可能性もなくはありません。
スマホへの通知方法として確実なのはアプリのプッシュ通知ですが、アプリのインストールが必要なほか、使えるのは1人のみです。LINE通知はインストールこそ不要で、さらに即時性という点で強みがありますが、1日の受信件数には制限があるほか、こちらも使えるのは1人だけです。
こうした特徴を踏まえて、どれかを選ぶことになります。もちろん複数を同時に使うことも可能です。
設置するのに最適な場所は冷蔵庫や階段よりも必ず使うあの場所
これらの通知が送信されるためには、最低でも1分間、ライトが継続して点灯している必要があります。
例えばキッチンに本製品を設置していたとして、冷蔵庫から飲み物を取り出してすぐに退出するだけならば1分もかからないでしょうし、自宅の階段に設置していた場合も、上り下りに1分以上かかるのは稀でしょう。こうした場合、設置場所としてあまり適切ではないことになります。
そうした意味では、自宅内での設置場所としてベストなのは「トイレ」かもしれません。退出するまで必ず一定の時間がかかることに加えて、毎日必ず利用することから、安否の確認という意味では好都合だからです。実家で暮らす高齢の親が、何事もなく生活できているかを確認したいのであれば、真っ先に候補に上がるでしょう。

