ーーTikTokをやるようになったのは、中学から。

永瀬 中2くらいから、友達と撮った動画を上げるようになって。でも、インスタの鍵アカで知り合いだけに見せられる形で上げていたんです。基本、流行りの音源でみんなで遊んだり、集まったときに撮ったりしてました。公園で遊んでて、疲れたときに「TikTok撮らない?」みたいな感じで。遊びのひとつって感じでしたね。TikTokも公開にはしてなくて。

 

 中3の頃かな。NHKの「Venue101」って番組で出来た濱家(隆一)さんと俳優で歌手の生田絵梨花さんのハマいくってユニットがあったじゃないですか。それの「ビートDEトーヒ」が流行ってたので、みんなで踊ったのはすごい覚えてますね。

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ーーさすがに小学校の頃はTikTokはやりませんでしたか。

永瀬 小3か小4ぐらいのときからあって、私も見ていたり、一緒にダンスを習ってる友達と撮ることもありましたけど、公開するのは怖いじゃないけど、残っちゃうからやめていて。小学校のときに、そういう道徳みたいな授業があって教わるんです。「残っちゃうよ」とか「SNSで知り合った人と会っちゃダメだよ」とか、SNSやネットのリテラシーを教わって。

 それもあって「SNS、ネット怖いよね」っていう意識は、私の世代は高いほうなのかなと。でも、最初のほうでも話しましたけど、高校になってみんなが上げはじめたので「上げちゃえ」みたいな。

「真っ先に世の中に認知してもらえるのがTikTokだと思ってるので」

ーーいまのところ、TikTokが最高のSNSツールですか。

永瀬 そうですね。動画を出したら、真っ先に世の中に認知してもらえるのがTikTokだと思ってるので。

ーー今後の目標、やってみたいことは?

永瀬 とりあえず大学には進みたいです。お仕事では、始球式とかやりたいですね。中学のとき、陸上部で砲丸投げをやってたので。走るのは苦手だったんですけど、サッカー以外なら割となんでも投げられるんですよ。

ーーいまのところ、永瀬碧よりも「さすらいネキ」「おでんちゃん」と呼ばれることが多いと思いますが。

永瀬 やっぱり、本名のほうがうれしいですね。今後のお仕事とかを考えたら、永瀬碧で知ってもらうほうがいいのかなって。

「さすらいダンス」は900万の再生回数を超えた

 でも、「さすらいネキ」って、中学の仲いいグループだった友達が付けてくれたんですよ。あの動画に友達が「さすらいネキ」ってコメントしたら「いいね」がメッチャ付いて、そう呼ばれるようになったおかげで認知されることにもなったし。

 マネージャーさんや事務所のほかの子たちからは、いっつも「おでんちゃん」って呼ばれていて。ほんとにおでんが大好きで夏でも食べるくらいだし、自分で付けた名前だし、やっぱり気に入っていますね。

写真=山元茂樹/文藝春秋

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